今年7月、私たち家族に新しい命が訪れた。第2子となる女の子が誕生し、第一子の息子にとっても、私たち夫婦にとっても、人生の新たな章が始まった。
今回の出産も、小田原市立病院で迎えることにした。この地元で有名な病院は、妻の第1子の出産時にも大変お世話になった場所だ。そして再び、この場所で多くの感動と学びを経験することになった。
家族に加わった小さな天使
7月のとある深夜、1時。
私たちの長女がこの世に誕生した。昨年誕生したばかりの長男に妹ができるという実感はまだ薄かったが、分娩室で彼女の初めての泣き声を聞いた瞬間、家族がさらに増えたことを心の底から感じた。
分娩室で対面した彼女は、生まれたばかりの赤ちゃんにしては珍しく体全体が紫色に染まっていた。
驚きと焦りが一気に押し寄せたが、原因は首に巻き付いていた3重のへその緒だった。
お腹の中で活発に動き回っていた彼女の証だと言える。小田原市立病院の医師や助産師の迅速かつ的確な対応のおかげで、無事にへその緒は外され、健康状態に問題がないことが確認された。この時、改めて医療スタッフのプロフェッショナルさと、出産が命がけの営みであることを強く感じた。
出産は命がけ:3日間の長い闘いの記録
今回の出産は2人目ということもあり、スムーズに進むだろうと勝手に楽観視していた。
しかし、それは大きな誤算だった。妻は予定日翌日の深夜に陣痛が来たと感じ、すぐに病院へ向かった。しかし診察の結果、それは「前駆陣痛」で、いったん帰宅することに。
翌日再び病院を訪れた際、「もうすぐ出産が始まる」と即入院となったが、分娩室と陣痛室を何度も行き来する状況が続き、妻にとっては3日間にも及ぶ体力勝負の出産となった。
分娩室に入るたびに、「今度こそ生まれるかもしれない」と思い、準備万端の医療スタッフたちに囲まれる中で期待が膨らむ。
しかしその度に「まだ陣痛が足りない」と戻される妻の姿に、私も胸が苦しくなった。
ようやく訪れた本番の瞬間。いよいよ赤ちゃんの頭が見え始め、少しずつ姿が現れるたびに、自然と目から涙が溢れた。第1子の時とは違った緊張感や感動があり、何度経験しても出産という瞬間が奇跡そのものだと実感させられた。
医療スタッフへの感謝:安心感に包まれた小田原市立病院
小田原市立病院のスタッフたちは、妻が最も苦しい時間を過ごしている間も、常に的確なケアと温かな言葉をかけてくれた。
特に、分娩室で陣痛がなかなか進まない状況に対しても、決して焦らず、私たちを安心させる声掛けが印象的だった。
また、へその緒が絡まっていた事態にも冷静に対応し、私たち夫婦に詳しい説明をしてくれたおかげで、不安を最小限に抑えることができた。
妻はもちろん、私自身も立ち会いを通じて大きな安心感を得られたのは、医療スタッフたちの安心・親身な姿勢のおかげだった。
初めての子育てで小田原市立病院を選んだ時の安心感が、今回も揺らぐことはなかった。
私(パパ)の育児休業は1年間を取得!
今回の出産に際し、私は職場の理解もあり、年子育児に専念するため丸1年間の育児休業を取得した。
さらに、妻が妊娠後期に入った6月には、3週間の休暇をいただき、出産準備や妻のサポートに集中することができた。
こうした環境が整ったことは、地域や会社、そして周囲の協力があったからこそだと感じている。
小田原市立病院で出産を検討している方へ
今回の出産を通じて、私は命の誕生がいかに尊く、同時に大変なものかを改めて実感した。
そして、それを支える医療スタッフや地域の人々の存在が、どれほど心強いかも感じた。小田原市立病院は、出産を迎える家族に寄り添い、安心してその瞬間を迎えられる環境を提供してくれる場所だと胸を張っておすすめできる。
もし小田原での出産を検討している方がいれば、この病院での経験はきっと人生の大切な思い出になるだろう。命の奇跡を家族で共有し、未来の希望を感じられる出産体験を、ぜひここで迎えてほしい。