12月のある休日、1歳半になる息子との「男ふたり旅」を実現した。
この日は、息子のための所用で新橋を訪れた後、周辺の街を親子で堪能した。
小田原エリアで生まれた息子を、たまに私の出身地で馴染みのある都内の街につれていくのは、なんとも不思議な感覚で、とても楽しい。
新橋、汐留、そして虎ノ門ヒルズ。東京のオフィス街が休日の静けさに包まれる中、2人だけの特別な時間が始まった。
息子との笑いが響いた虎ノ門ヒルズ&汐留散歩
所用を無事終えた彼と向かったのは、広大なオフィス街の虎ノ門ヒルズである。普段はビジネスマンで賑わうこの場所も、休日は人影が少なく、まるで貸し切りのようであった。広々とした空間を息子が駆け回り、そのたびに笑い声が響き渡った。
一緒にイタリア街や公園にも行こうと予定していたが、強風と寒さのため予定を変更。偶然見つけた「おーいお茶ミュージアム」に足を運ぶことにした。
発見!親子で楽しむ「おーいお茶ミュージアム」
「おーいお茶ミュージアム」は、親子で楽しむのに最適な場所であった。館内ではお茶の歴史や製造工程を学べるだけでなく、体験型のアクティビティも充実しており、家族連れで賑わっていた。
スタッフの対応も素晴らしく、ベビーカーでの移動に配慮して裏口からスムーズに案内してもらえた。以前、伊藤園の茶畑ツアーに参加した話をスタッフにすると、息子は「おーいお茶君」シールをたくさんもらい、大興奮であった。目を輝かせて喜ぶともさんの姿を見て、親としても嬉しくなった。
惜しかった!旧新橋停車場鉄道歴史展示室
その後、電車好きな彼が喜びそうな「旧新橋停車場鉄道歴史展示室」にも立ち寄る予定だったが、残念ながら臨時休館中であった。
彼には少し残念そうな顔をされてしまったが、「また来よう」と約束を交わした。
展望エレベーターで贅沢なひととき
夕方になると、エレベーター好きな息子に特別なご褒美として、カレッタ汐留46階へ向かう展望エレベーターに乗ることにした。ガラス越しに広がる都会の夜景に、親子で感嘆の声を上げた。
最近の息子はエレベーターを見つけると、必ず「えーべーたー!」と叫んで駆け寄る。その無邪気な姿には癒されるが、親としては一瞬も目を離せない。
締めくくりは鎌倉パスタでほっこりディナー
最後は「鎌倉パスタ」で夕飯を楽しむことにした。
息子はお子さまプレートをあっという間に平らげ、店員にも「お利口さんだね!」と褒められてご満悦であった。私も彼の成長を感じながら、美味しい食事と共に心温まるひとときを過ごした。
親子の思い出を刻む街歩き
新橋や汐留といった都会のオフィス街が、親子で楽しめる魅力に満ちていることを改めて実感した一日であった。日々の忙しさを忘れ、子どもと一緒に新たな発見をする時間は、何物にも代えがたい。
次は家族全員で、さらに新しい場所を訪れてみたいと思う。親子でのお出かけを計画している方には、新橋や汐留の街歩きをぜひおすすめしたい。日常の中に特別な思い出を作れる場所がきっと見つかるはずである。