小田原市で出産できる産院は? 私達が立ち会い出産した小田原市立病院の費用も大公開!

出産・子育て

2023年5月。コロナ禍が一段落し、小田原市立病院では立ち会い出産が解禁! そして一般病棟の面会も徐々に解除され始めた。ちょうどその時期に、私が小田原市立病院での立ち会い出産を夫の立場で経験した。

その貴重な体験についてレポートするとともに、これから小田原市立病院での出産を控える方のお役に立てればとこの記事にまとめておくことにする。

まずは、本記事では小田原市で出産できる病院やそれぞれの特徴、無痛分娩ができる産婦人科などを整理する。

小田原市周辺で出産するにあたり前提となること

小田原市内で出産できる病院は3箇所のみ

2024年8月現在、小田原市では以下の3箇所で出産が可能だ。

  • 小田原市立病院
  • 永井病院
  • 小田原マタニティクリニック(小田原レディスクリニック。2024年3月15日に改称)

一般的な「ごくふつう」の出産でよい場合は、王道的な選択は小田原市立病院や永井病院となるだろう。

「小田原市立病院」は、いうまでもなく西湘地区を代表する大病院のひとつで、未熟児など特別な対応が必要な妊婦さんや小児も診てもらえる、総合病院ならではの安心感があるだろう。

また、小田原市民とそれ以外の方では医療費が異なり、小田原市内在住者であればコストを抑えての出産がしやすい。

「永井病院」は、神奈川県西湘地区で唯一の産婦人科専門病院で、リニューアルを実施して快適な居住空間を提供したり、最近では産後ケア事業などにも注力し、安心して出産ができそうな環境だ。

「小田原マタニティクリニック(旧小田原レディスクリニック)」は、前者の2病院とは大きく異なる存在感を醸し出している。その大きな特徴としては、「無痛分娩に対応している」こと。そして「圧倒的な格調、快適な空間・食事」だろう。

「無痛分娩」は西湘地域ではこの一箇所のみ

3つの産院のなかでは、無痛分娩は小田原マタニティクリニック(小田原レディスクリニック)のみで実施されている。

「無痛分娩」においては、西湘地域でも唯一可能な産院で、それを必須としている妊婦さんはこちらを選ぶか、あるいは30分以上車を走らせ、他の地域に出る必要がある。

ただし、小田原マタニティクリニックは先述の2病院ほどの「医療機関としての安心感」は得られないという側面もありそうだ。

妊婦さんが得たい体験や求める軸などをしっかり検討し、出産する産院を選ぶことが重要そうだ。小田原マタニティクリニックはコストも他の産院よりはるかに多くかかると思われる。

料金体系は公式サイトに掲載されているが、口コミによると、サイト掲載の基本的な価格以外にもかかることが多いようだ。

口コミと実際の体験は異なる

今回、初産ということで、3つの産院からの絞り込みをするには非常に時間がかかった。

夫婦で時間をかけ、それぞれの特徴や、外からの印象と内側の実態のギャップがないかどうかまで、徹底的に話し合った。その結果、「小田原市立病院」で我が子を迎える決意をした。

当初、小田原市立病院は、公立病院ということもありあまり良心的・快適性などを元ネルには難がありそうという先入観をもっていた。オンラインの口コミにも、スタッフや医師の対応が悪いなど一部の書き込みもあり、審議は不明だがあまり積極的に選ぼうとは思っていなかった。

ただ、よくよく3つの産院をそれぞれ調べた結果、私達は小田原市立病院を選ぶことになった……!

小田原市立病院を選んだ3つのポイント

小田原市立病院の産科での出産を決意した理由として、以下の3つが挙げられる。

  • コストが妥当そうである
  • 必要十分な医療体制・環境である
  • 私たちが求める軸は、「快適 < 安全安心」

実際にかかったコストは?

手当金等を活用したうえで、さらに不足した実費を支払った。

その金額は、約127,000円だった。

市立病院にしては、意外とかかるんだなぁ。。と思った。

永井病院の場合はどれくらいかかるのか気になるところ。

市立病院でこれだけかかるのだから、小田原マタニティクリニックでは何倍もの出費の覚悟が必要なのかもしれない(笑)。

医療体制と環境

万が一の医療、という観点で、まずわたしたちは永井病院と小田原市立病院に絞り込んだ。

永井病院さんも、評判や品質面で特に否定する点はなかったのだが、やはり「小田原市立病院の総合病院的安心感」と、「見た目やハリボテでごまかせる訴求や快適さ、贅沢さ」よりは「堅実さ」「歴史」「地域からの信頼」のある小田原市立病院に絞った次第だ。

快適か、安心安全か

先述のとおり、私たちは「快適」よりも「安心安全」をとったわけだが、小田原市立病院を実際に体験した感想を書いておく。

優先度を下げた「快適性」については、老朽化した建物の割に分娩室などはしっかりきれいに整然としており、特段困ったり不快感・嫌悪感を抱くことはなかった。

お祝い膳は、ハンバーグなどの素朴な洋食料理ではあるが、妻本人としては美味しいし特に満足で、ここで産めてよかった!とのことだ。

看護師や助産師、医師についても、それぞれ良いスタッフばかりの印象で、数年前にGoogleの口コミにあるような対応の悪さなどは微塵も感じることはなかった。

詳細は別途体験談を記事にする予定なのえ、そちらも参照されたい。

さいごに

さて、このような経緯で小田原市立病院での出産を決意した私たち。

夫の自身は、半年間ほどの育児休暇を取得し、退院後も楽しく家族で育児に取り組んでいる。

今後、実際に経験した立ち会い出産の流れや、現場のリアルもしっかりと記事にして伝えていきたいと思う。

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