小田原市で知られる老舗パン屋「柳屋ベーカリー」。
その薄皮あんぱんは地元民にも愛されている名物であり、観光客にとっても一度は訪れたいスポットである。
今回は、小田原城周辺を散策した際に立ち寄った「柳屋ベーカリー」の訪問記をお届けする。
薄皮あんぱんの魅力やお店の雰囲気、そしてパン片手に楽しむ小田原の街歩きの様子をぜひ参考にしてほしい。
柳屋ベーカリーとは?
「柳屋ベーカリー」は、小田原城の近く、国道1号沿いに位置する老舗パン屋だ。
その名物は薄皮のあんぱんで、地元民だけでなく遠方からもその味を求めて訪れる人が多い。
私自身も以前から気になっていたが、先日テレビで特集されていたのをきっかけに、ついに訪問することにした。
平日でも人気! 柳屋ベーカリーの賑わい
今回訪れたのは、平日の昼過ぎ。ランチ後の時間帯でも、店内には次々とお客さんが訪れており、その人気ぶりに驚いた。
小田原の街並みを歩きながら訪れる人も多いが、駐車場がないため車での来店は少し注意が必要だ。店頭には「パトカーも回っていますので、路上駐車はご遠慮ください」という張り紙があり、車で訪れる場合は近隣のコインパーキングを利用することが推奨されている。
店頭のショーウインドウには、あんぱんメニューの一覧や有名人のサインが飾られており、老舗らしい趣が感じられる。
これだけの歴史を感じさせる佇まいは、歩きながら訪れる楽しさをさらに引き立ててくれる。
薄皮あんぱんの種類と魅力
柳屋ベーカリーのあんぱんメニューは、約12種類ほど。今回は残念ながら「いも」「つぶしあん」「うぐいす」「宇治抹茶」などの人気商品は売り切れだったが、それでも多くの種類が並んでおり、選ぶ楽しさがあった。
※しかし筆者が入店後も絶え間なくお客が来店し、次々に手に取られて在庫が減っていくので、おそらく3時のおやつにとのんびり訪れると、間に合わなさそうである……。
他にも、カレーパンやクリームパン、塩バターパンなども販売されており、どれも美味しそうで目移りしてしまう。今回は定番のあんぱんに加えて、クリームパンや塩バターパンを購入。
薄皮の生地があんこを引き立てるあんぱんはもちろんのこと、クリームパンのとろりとした中身や、塩バターパンの香ばしさも絶品だった。
小田原の街並みとパン片手に散策
パンを購入した後は、小田原の街歩きを楽しむことにした。
国道1号の東海道沿いを歩いてみると、車で通り過ぎるだけでは気づけない街の風情が感じられる。
歴史を感じさせる建物と現代的な市街地が調和した景色が広がり、どこか懐かしいような気持ちにさせられる。
そのまま足を伸ばして向かったのは「御幸の浜」だ。
御幸の浜は、小田原市内の海岸であり、静かな波音と広がる水平線を眺めながらのんびりできるスポットである。
購入したあんぱんを片手に海岸で一息つくと、海風とあんぱんの甘さが絶妙にマッチして、心がほぐれるような時間を過ごすことができた。
柳屋ベーカリーへのアクセスと注意点
店舗情報
- 所在地:神奈川県小田原市本町2丁目1-15
- 営業時間:8:30~18:00(売り切れ次第終了)
- 定休日:日曜日
アクセス
- 電車:JR小田原駅東口から徒歩約10分。小田原城を目印に歩くと分かりやすい。
- 車:駐車場はないため、近隣のコインパーキングを利用する必要がある。
注意点
- 人気商品は午前中や昼過ぎには売り切れることが多い。特にあんぱんの種類は豊富だが、目当ての商品がある場合は早めの訪問がおすすめだ。
- 路上駐車は禁止されているため、公共交通機関の利用や徒歩でのアクセスが望ましい。
まとめ
柳屋ベーカリーの薄皮あんぱんは、小田原の地元民にも長年愛されてきた逸品である。
その魅力は、シンプルながらも丁寧に作られた生地と、ほどよい甘さのあんこのバランスにある。人気の老舗のパンを手に入れるだけでワクワクする。いい香りがする。
小田原を訪れる際は、ぜひ柳屋ベーカリーのパンを味わい、その魅力を体験してみてほしい。