はじめに
「イオンタウン」が、ついに私たちの住む神奈川県小田原市久野にあるJT小田原工場跡地に開業することが、2022年2月現在、ついに現実的となった。
そして筆者は先日2022年3月4日(金)・3月6日(日)に2回、小田原市役所7階大会議室にて開催された、「久野地区地区計画案の説明会」に参加した。
本記事では、その説明会で直接得た情報を含め、どのようにイオンタウンが開業に向けて実現していくのかまとめていく。(2022/03/09追記)
そして2022年6月、無事に大規模集客施設の立地を可能とする開発整備促進区を定める地区計画がついに決定したので本記事を更新した。(2022/06/11追記)
筆者が小田原市に移住した3年前から、小田原市久野の「JT小田原工場跡地」に「イオンが出店されるらしい」という噂を耳にしていたが、根拠となる正式な情報があまりなく、個人的にずっと気になっていた。
それがつい先日2022年2月2日、小田原市は、都市計画審議会で「都市計画」の決定に向けた手続きを進むことを報告したとのこと。
これにより、市は県との法定協議をすすめたり、都市計画の決定を告示することで正式に特定大規模建築物を建てることが可能になる。
そうなると、これまでは机上の計画だったものが、実際に商業施設「イオンタウン」の建設を開始するために動いていけるようになり、工事に着手できる駒が揃っていくのだ。
小田原久野のJT小田原工場跡地にどのようなイオンタウンが出店され、どのようなショッピングや体験によって利便性がもたらされるのか?
小田原市民の筆者が、待望のオープン日まで情報を追い、本記事に継続的に情報をまとめていこうと思う。
なお、2022年3月に小田原市が開催する説明会にも参加するので、追ってその内容も追記するしたので、2022/03/09に本記事に反映している。
「イオンタウン」とは? 「イオンモール」とは違う?
よく周辺住民や親族で話題になる、この小田原市久野に出店が予定されている「イオンタウン」。
ただ、個人的に「イオン」という噂が独り歩きしてしまっているようにみえる。
結論からいうと、秦野や茅ケ崎中央、藤沢などにある大きな「イオン」とは規模が異なる。
今回の出店は「イオンタウン」である。
イオンタウンは、「ネイバーフッド型ショッピングセンター(NSC)」というショッピングセンターの形態で、近隣住宅街をターゲットとした商業施設であり、「イオンモール」より小規模だ。
いっぱんに食品スーパーを中核とし、ドラッグストアやホームセンターなどを中心とした商業施設が集まったモールをイメージするとよい。
たとえば、小田原近辺で規模をたとえると、大井町の大井松田IC近くの「ミマスモール」(スーパーマーケットあおば、ダイソー、リラクゼーションスッキリ、美容室イレブンカット、ホットヨガLAVA、24時間フィットネスフィッチョリーナ、大井松田ファミリー歯科などがあるモール)などがイメージに近いだろう。
したがって、近隣の「ダイナシティ小田原」や「フレスポ小田原シティーモール」ほど大きな規模なものにはならないことに注意したい。
面積も含めて詳細を後述するが、現段階の建物情報と面積データで考えると、今回は「フレスポ小田原シティーモール」の、ニトリ、クイーンズマートヤオマサ、エスポット、ユニクロ、トイザらスなどの入る「南館」単体くらい(駐車場は除く)の店舗面積の施設が1棟できる、と捉えると妥当だ。
(2022/03/09追記)以下は、筆者が参加した2022年3月の久野地区地区計画の説明会で配布された資料から抜粋したパース図だ。
なお現時点では確定でなく、あくまでイメージであることに注意したい。
道路の状況は、当初本記事に記載した筆者の仮説はおおよそ合っていたが、神奈川県警察本部との協議結果において、説明会ではこのパース図よりも最新の情報を入手したので後述する。
小田原市久野にイオンタウンができたら何が変わる?
久野にイオンタウンが出店して開業したら、利便性はもちろん、周辺環境もガラッと変わることになる。
利便性が格段に向上する
近隣には「クリエイトS・D久野店」や「ヤオマサ久野店」、「さえんふーず」、「マックスバリュ荻窪店」などのスーパーマーケットがあるが、既存のそれらの店舗と競合になるだろう。
そのため、食品や日用品の買い物先の選択肢が増える。
また、食品スーパーに行くついでに他の用も済ませることができるので、これまでは複数箇所いかないとならなかった用事も、このイオンタウンだけで完結できる可能性もあるだろう。
近場にショッピングセンターが増えて渋滞も回避! 快適なお買い物が可能に
久野の周辺で大きなショッピングセンターといえば、巡礼街道沿いのフレスポ小田原シティーモール、中里のダイナシティ小田原などが大きな拠点だ。
しかし、いずれも巡礼街道方面、かつ酒匂川の右岸側にあるため、左岸側の住民は酒匂川を渡ってアクセスする必要がある。
そのため、左岸側から巡礼街道に向かう「国道255号」の飯泉橋や、橋の先の道路「巡礼街道」は日々渋滞が慢性的に発生している課題に悩まされている。
また、久野を中心にみるといずれも車で10分以上かかるような場所がほとんどで、久野エリアに気軽に立ち寄れるショッピングセンターが出来た場合は、日常の買い物がかなり便利になるし、巡礼街道を通る際の渋滞のストレスも解消されることだろう。
理髪・美容・ヘルスケアなども気軽に解決
これは後述のとおり出店内容が未定のため断言はできないが、理髪店や美容室、コスメやヘルスケアに関する店舗やサービスも想定される。
買い物ついでに髪を切ったり、健康や美容関連の用事を済ますにも便利になるだろう。
(2022/03/09追記)説明会資料によると、「小田原医師会・各医療法人と連携した健康啓発活動の実施」とイオンタウン社からの提案内容の言及や、当日投影スライドにて、類似店舗開発例イメージとして、クリニックモールにも言及されていたので、医療機関なども本格的に参入すると思われる。
なお説明会時点で、入居店舗は確定していなかったので、まだ最終確定情報ではない。
道路の拡幅と入場を考慮した道路が増える
これは主に自動車で行く人や、周辺の交通を懸念する人には気になる情報だろう。
新しく新設されるであろう道路と、気になる駐車場へのアクセスを少しみてみる。
(2022/03/09追記)説明会で最新の情報を入手したので、その内容も後述するんで併せて参照のこと。
2つの新しい道路
小田原市の資料によると、敷地内に新道路が2箇所敷設されることが見受けられる。
1箇所は後述の新設交差点から西(左側)方面に伸びる車道、2箇所目は右側の駐車場エリアの真ん中を貫く車道だ。
いずれも現在は空き地であり、これから新規に造成される道路だ。
建物のあるメイン駐車場に入る車の動線は?
メインの駐車場に入るための車の動線を考えてみる。
参考に筆者が上記小田原市の資料に、赤い①②と矢印を追記した。
建物のあるメインの駐車場に入る場合を想定して、駐車場に入場する場合を以下考えてみる。
まず、小田原市役所などのある小田原市街方面(図の下方向)から現県道74号に沿ってきた場合は、久野坂下方向に直進してそのまま左折して②の入り口から駐車場に入場できそうだ。
右側の現三宅交差点から来た場合は、直進して①に入るか、右折して②に入るのかどちらでも可能そうだ。
県道74号を五百羅漢・穴部方面から南下して久野坂下交差点経由で来た場合は、道路に描かれた整流帯の配置から考えると右折入場は禁止であることが想定される。したがって南下し、以下に記載した新設交差点を右折し、①の入り口にある右折入場専用レーンを経て駐車場に入ることになるようだ。
なおこの①の入り口は、西側からのアクセス(ミクニ小田原事業所や久野小学校方面)の際の入場に便利そうだ。
新たな交差点と道路の新設で、レーンや動線も変わるかも
以下のストリートビューにあるT字路が、上記で説明した、新たに十字路になる地点だ。敷地側に道路が伸びることになる。
また、既存の東側の道路も右折専用レーンも設けられ、矢印信号もあるような本格的な交差点になると考えられる。
(2022/03/09追記)説明会で、現「久野」信号がこの新交差点に「移設」されるとのこと。
ちなみに上記資料の図から推察すると、以下の現在の「久野」信号のあるT字路(久野石材さんの前)は信号が廃止され、県道74号が本線として優先道路になるとみられる。
なお、移設後の新「久野」交差点における小田原市街方面からのレーンは1車線のみで、右折レーンもみあたらないことから、直進のみ可能となる可能性が高いだろう。(2022/03/09追記)しか描かれていないが、説明会では、現久野交差点を左折した先は行き止まりで市道に合流不可となることが示されたので、左折も可能となる可能性もある。
右折が必要なら事前に川端交差点経由で進むか、左折が必要なら信号が廃止されるこの現久野交差点を左折し、再度新道路に合流してから西に進む形となると考えられそうだ。
遊歩道もできる?
上記の通り、既存の久野交差点に加えて新たな交差点と新道路ができた場合、敷地内に道路だけに囲まれた小さなエリアが生じる。
そこはおそらく、上記画像からも推察できるが緑地と遊歩道のスペースになると考えられそうだ。商業施設ができると聞くと景観や自然の景観などが失われる不安もあるが、少しでも補うよう工夫がされているようだ。
2022/03/09追記:説明会で最新の土地利用計画図を入手
筆者が実際に参加した説明会での情報をここに追記する。
先述の筆者の想定から大きく変わることはないが、図をみると、敷地周辺にウォーキングロードが明示されていたり、道路名が示されて一部違いが出ていることがわかる。
説明会で得た情報をまとめると、以下の通りだ。
- 敷地周辺にウォーキングロードが造成される。
- 敷地の北側住宅地の入り口は歩行者・自転車程度の出入りが可能。北側の近隣住民が歩行や自転車で入るのに、駐車場側に遠回りする必要はない。
- 南側の市道0032からの駐車場入り口は、ロータリー形態が想定されており、信号付きT字路として検討されている。
- 県道74号と現市道の「久野」交差点は、市道2289との新設交差点に「移設」されるとのこと。したがって、市道2289・市道0032と、県道74号の交差点が新たに「久野」交差点となる。
- 現市道0032から市道0032に接続する部分は、先述の想定だと市道0032が優先道路として合流可能と思われていたが、説明会で、「車道は行き止まり」であることが示された。この図でも、それが見て取れる。
- 掘削中の穴部トンネルを経由する城山多古線の開通は、説明会では「2025年(令和7年)度末」めどと説明された。
- 交通計画は、穴部トンネル含む城山多古線の工事進捗や開通有無に関わらず、現在の交通計画と相互に影響しないとのこと。現在の交通計画自体、城山多古線が開通していないもっとも脆弱な段階を前提に組まれている。
- 渋滞対策として、国道255号「多古」交差点においては、飯泉橋方面からの来訪者に対しては、多古交差点を右折するのではなく、「井細田」交差点を右折して山王川沿い経由で来るよう促すとのこと。
2022/03/09追記:もっとも気になる交通計画や渋滞対策は?
これも筆者が説明会で聞いた情報を記載する。
クルマでの来訪者は、上記のような道路設計により極力渋滞回避を図っているが、説明会では、車を利用しない客への配慮も市民から質問が挙がった。
現時点で確定ではないが、イオンタウン社側の検討事項として、最寄りの小田急小田原線足柄駅からイオンタウン用のシャトルバスを検討したり、自家用車でなく公共交通機関での来店客にはメリットを提供できるよう思案しているとのこと。
また、小田原市としても、「久野みどりの小径」を活用して安全に足柄駅から徒歩でもアクセスできるよう、来店客に提案していきたいとのこと。
【2022/06/11追記】大規模集客施設の立地を可能とする開発整備促進区を定める地区計画がついに決定!!
後述の「今後の予定は?」項目で記した、2022年3月上旬の「市民・商業者への説明、県との法定協議」(筆者も参加)と、2022年4月予定だった法定縦覧はそれぞれ完了した。
そしてついに2022年6月現在、悲願であったJT小田原工場跡地に大規模集客施設の立地を可能とする、開発整備促進区を定める地区計画が「決定」された!!
これで、あとはイオンタウンと小田原市により、建設に向けた具体的な準備を進めていける段取りが整ったことになる。
久野地区地区計画の公式情報は、小田原市の公式サイトを参照されたい。
(https://www.city.odawara.kanagawa.jp/municipality/c-planning/urban-d/tiku/kunotikutikukeikaku.html)
白紙撤回などを経て、2022年の6月のいま。みなさん、ついにこのときがきました。感無量です。
引き続き、今後は建物や出店内容、交通対策の具体案など、続報があればまた随時更新していくことにする。
これまでのJT小田原工場跡地とイオンタウン開業に向けた経緯
イオンタウン開業の関連情報を探していても、ネットに情報が散在しておりたいへんわかりにくかった。どれが決定事項で何が未定なのかすらわからない……。
機械的に量産された、信頼感のない記事も散見される。
そこで、筆者なりに小田原市役所ホームページや新聞記事などの信頼性の高い情報源を参考に、以下にまとめてみた。
土地買収と、当初の期待が膨らんだ100店舗規模(当時)の大規模商業施設案
JT小田原工場跡地をイオンタウンが買収したのが2013年8月。
当時は、2015年後半にイオンタウンが開業する計画だった。その後、計画が白紙に。
理由は、いきなり大規模施設ができたら周辺の道路が大渋滞を引き起こす懸念があるなどで、反対意見が多かったようだ。
周辺の住宅地の道路は比較的狭小であり、かつ小田原市役所や小田原市立病院などの公共施設が立地 しており、朝夕の交通渋滞が慢性化している状況だ。
反対意見が出るのは不思議ではない。
その後、2017年には再度仕切り直した計画が浮上していたようで、2017年8月15日の神奈川新聞の記事では、以下の記述がある。
中小規模のショッピングセンター(SC)を展開する「イオンタウン」(千葉市)は、所有する「日本たばこ産業(JT)小田原工場」跡地(小田原市久野)に、「健康」と「生活」をテーマにしたSCを整備する。
2017年8月15日の神奈川新聞の記事
施設の在り方を、県や市、小田原箱根商工会議所とともに検討。県が提唱する「未病改善」を推進する拠点としても位置付け、早ければ2020年のオープンを目指す。
この当時の計画では、3階建てで最大4万平方メートルの施設を建設する予定だったという。
商業施設以外にもテニスコートや球技場、立体駐車場もある大規模で複合的な施設となる計画だったようだ。
また、当時「小田原ウェルネス・リビング」というコンセプトで、100店舗前後が想定されていた。
ショッピングセンター内で、手軽に健康チェックができる仕組みを準備したり、神奈川県が提唱している未病改善のための拠点機能を展開するとされていた。
※未病改善においては、神奈川県とともに株式会社ブルックスホールディングスと大井町の共同提案に基づいて運営されている施設「ビオトピア」が有名だ。食や健康に気遣った多彩な施設が展開されており筆者も訪問した経験をもとにまとめた記事もある。興味がある方はこの記事も参照されたい。
また公共スペースや売り場では、食育などを実施することで、地元の商業との連携や、地産エネルギーの活用も模索するはずだった。
この時点では、2020,2021年の開業を見据えたいと、イオンタウンの社長が言及していたようだ。
2020年6月に、施設規模を縮小した提案変更提出、そして計画が再スタート
2020年6月に出された変更計画では、産業視点や周辺環境、交通状況に対する影響の課題を解決するという目的で、施設規模の縮小と交通に対する配慮を取り入れた以下の内容が打ち出された。
詳細は以下にまとまっている。
当初計画(平成30年5月30日) | 変更計画(案)(令和2年5月29日) | |
延床面積 | 60,000㎡ | 48,000㎡ |
特定大規模建築物床面積 (バックヤード含む) | 56,000㎡ | 44,000㎡ |
商業施設床面積 | 34,000㎡ | 30,000㎡ |
階数 | 3階 | 2階(一部3階) |
建築物の高さ | 25m | 25m |
これを見ると、面積も縮小されている。
縮小後の店舗の面積がわかる例でいうと、ダイナシティ小田原の商業施設延床面積は、イーストモールが約16,000㎡、ウェストモールが約44,000㎡弱。
フレスポ小田原シティーモールは南館が約34,000㎡、北館は約11,000㎡程度と想定される。
したがって、今回はしまむらやノジマの入るフレスポ小田原シティーモール南館くらいの店舗延床面積(駐車場は除く)の施設ができると捉えるとわかりやすいだろう。
その後、実際に小田原市民や学識経験者、警察などによる「都市計画審議会」で意見交換が行われたり、地元の住民や事業者への説明会、神奈川県警との交通協議などを実施したという。
そしてついに2022年1月、副市長と関係部局長による「市土地利用調整委員会」にて、「都市計画を決定する必要がある」と判断された。
2022年2月時点で具体化した都市計画久野地区地区計画(原案)とは?
2022年2月2日に開催された都市計画審議会で小田原市が提示した「都市計画久野地区地区計画(原案)」によると、計画目標として以下のような内容などが盛り込まれているようだ。
「楽しみ、学び、社会参加し、健康になれる多世代交流拠点」
小田原市「都市計画久野地区地区計画(原案)」より
「地域防災力の強化」(抜粋)
さらにイオンタウンによる「市の施策を推進する取組」の資料には、ME-BYO Health(県・地域医療と連携したクリニックモール)、防災協定の締結、地元テナントの誘致など、実際に具体化が期待される計画案が説明されたという。なお、詳細な店舗や内容は検討段階なので、断言できない。
今後は続報を待つことになる。
今後の予定は?
今後については、小田原市の都市計画課によると以下の流れを想定しているようだ。
- 2022年
3月上旬【完了】市民・商業者への説明、県との法定協議筆者も参加!
- 2022年4月【完了】法定縦覧
- 2022年5月【完了】都市計画審議会に付議し原案が可決されれば、都市計画決定の告示を行う
- 2022年6月開発整備促進区を定める地区計画が「決定」された
2022年6月現在、無事に上記がすべて完了し、行政面においてイオンを建築するに必要な手続きが整った状態だ。
小田原市久野のイオンタウンにどんなお店が出店する?
2022年2月の最新の都市計画審議会での情報によると、
計画目標に「楽しみ、学び、社会参加し、健康になれる多世代交流拠点」「地域防災力の強化」(抜粋)などが盛り込まれている。またイオンタウンによる「市の施策を推進する取組」の資料も示され、ME―BYO Health(県・地域医療と連携したクリニックモール)、防災協定締結、地元テナント誘致といった計画案(検討段階)が説明された。
タウンニュースhttps://www.townnews.co.jp/0607/2022/02/12/612787.htmlより
とあるので、食品スーパーやドラッグストア、銀行ATMやクリーニングなどの基本的な店舗に加え、医療施設、健康啓蒙、防災意識を高める展示や体験コーナーなども設置されるのかもしれない(想像なので保証できないが)。
なお、これらの店舗情報は現在検討段階とのことで、今後具体化するまではなんともいえないところではある。
イオンタウンはいつどこに開業するの?
イオンタウンの担当者は「ようやく市と開業に向け、さらに一歩前進できうれしく思う」と述べ、開業時期は「2023年度内もしくは24年度春を目標としている」と回答している。
今回都市計画審議会での計画も具体化していることから、今後は過去のように大きな白紙撤回や遅延などはないと思われる。
出店地は、いうまでもないが以下の通りである。
計画地:小田原市久野333番1外の8.1ha
(小田原厚木道路の高架や県道74号に隣接)
2023/09/10追記
2023/09/10現在、イオンの建設予定地の状況は、本記事作成時とほぼ変わらず更地のままである。
一部、東側の駐車場予定地は、小田原市立病院建て替えの影響による病院外来用駐車場となっており、しばらくイオンの建設が始まる気配はない。
なお、県道74号の穴部トンネルの工事は順調に進んでいるようで、イオン側の開口部につながる道路空間は両壁も整備され、道路らしい見栄えが出来上がってきている。
最近は穴部側の開口部も着手されており、進捗が感じられる状況だ。
トンネルに合わせ、イオンタウンの早期開業が期待されるが、建設の最新情報は確認中のため、公式な情報を入手できしだいこちらに更新予定だ。
さいごに
今後、県道74号城山多古線のトンネルルート開通なども控えるいま、久野の環境は一変していきそうだ。
筆者もこのあたりはよく車でも通るが、2車線道路(片側1車線)か、それ以下の道路で構成されているため、渋滞は少し気になるところだ。
閑静な住宅街と、久野エリアの経済の活発化ともに重要だと思うので、うまく両立したうえで、小田原エリアの活性化や人口増に向けた足がかりになることを願う。
なお、途中にも記載したが今後新たな情報が増えていくと思うので、その際はこの記事に追加、または新記事としてどんどん発信していければと考えている。
なお、神奈川県が推進している未病改善のスポットとして、未病バレー「ビオトピア」のようすをレポートした記事もあるので、ぜひ参考になればと思う。