【コロナ禍の転職活動】移住しても都内の企業に転職、そしてテレワークでキャリアアップ

仕事・通勤

※実際に筆者が小田原に移住してからも勤続していた前職の企業から、ほぼ恒久的にテレワークを導入している都内の企業に転職した実体験から、転職活動やキャリアアップ、地方に移住しながらのテレワーク経験をお伝えします。

1.前職の会社


私は新卒で渋谷のIT企業でWebディレクターとして就職し、2度の転職を経て現在でも一貫してWeb業界で働いています。当時は都内に住んでいましたので、もちろんごく普通に満員電車で通勤し、ごく普通に都内で暮らす毎日でした。

一度目の転職はキャリアアップのための転職でしたが、その会社も変わらず都内でした。
その後結婚も決まり、将来のことも考えつつ、思い切って都内から神奈川県小田原市に移住を決意。そして新幹線通勤で1時間ほどかけて通勤を始めたのでした。

新幹線通勤のメリットとデメリットは、実体験をもとに詳細に別記事にまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

2.転職活動

2019年に小田原に移住後、2年弱ほど快適な新幹線通勤で通勤を続けておりました。当初は、最初の1年くらいは新鮮味のある新幹線通勤を楽しみつつ、そのうち飽きてしまうだろうな、という予想をしていましたが、意外なことに飽きたり、近いエリアに住みたいと思うことは特になく、毎日が日帰り旅行気分が続きました。

ただ、2020年になりコロナ禍が世界を襲った時期においても通常出勤を強いられることが多く、かつWeb業界は言うまでもなく労働時間が長めです。仕事面でのスキルアップやライフプランを考えたとき、今後家族が増えたりプライベートの大切な時間を、このままロスし続けるのはいかがなものかと考え、より働き方やメンバーの価値観が自身と合致する会社を探し始めました。

まずは前回の転職でもお世話になったIT特化型エージェントに声掛けしたところ、コロナ禍においても、やはりWebの求人はそこまで打撃を受けず、想定よりもふんだんに求人を紹介していただけました。

前回と違ったのは、全てオンラインでやりとり。前回は、エージェントさんのオフィスや面談場所で対面でお話をしたのですが、やはり感染防止のため、電話やLINE等でのやり取りがメインでした。
そしていくつかの企業様と直接お話する面接の場もいただきましたが、見事にほぼどの会社もオンライン面接で完結しました。

※もちろん、Web系の会社ですとオフィスの空間にもこだわっている場合があり、是非体感してほしいという意味で招待されたことも例外的にはありましたが。

ただ、在職中の転職活動でしたので、オンライン面接は非常に時間の都合がつけやすく、かなり予定をクイックに組むことができたのは、思わぬメリットだったように思います。

3.移住後のテレワークのメリット

無事に、オンラインで面接を受け、ご縁のあった会社に入社したのが、今年2021年。早いもので本記事を書いている現在は、半年近く経っています。

これまでの体験から挙げられるメリットは次の5つです。

①家庭の時間が激増
②組織全体がテレワークなので、コミュニケーション上のストレスが小さい
③質問や相談などでその場であちこちから声をかけられ、集中が途切れることが激減
④お昼休みには海や山に散歩やサイクリングに行き、最高のリフレッシュタイムを過ごせる
⑤任天堂Switchの『リングフィットアドベンチャー』で意外と運動不足解消

①家庭の時間が激増

いうまでもなく、ワークライフバランスは私が仕事をする上で重要視しているポイントです。新幹線通勤は快適でしたが、往復2時間くらいの時間分、家庭の時間が増えましたし、、幸福度がかなり向上したと肌身で感じている日々です。
Web業界ですので、たまにはもちろん遅くなってしまうのですが、それでも退勤したらすぐにオフの時間を取れたり、ご飯やお風呂でさっぱりリセットできるのが嬉しいところです。

②組織全体がテレワークなので、コミュニケーション上のストレスが小さい

これは企業によって違うと思いますが、幸いなことに私の会社は、ほぼ全社的にテレワーク体制が整っており、転職してから初日しか会社に行っていないような状況です。
当初は、デスクやモニタなど、働きやすい環境を自宅で整えることに不安もありましたが、始めてみたらもう快適過ぎて、出社していた従来の日々を振り返るともう戻れない気がしております。
上司やメンバーも、必要に応じてチャットや通話を気軽にできる文化なので、想像よりも遥かにコミュニケーションが円滑で、特段支障を感じたことはいまのところないです。
ただ、どうでもいい雑談などから相手のことを知ったりできることもあるので、そのあたりは後述のデメリットにて述べようかと思います。

③質問や相談などでその場であちこちから声をかけられ、集中が途切れることが激減

作業しているときに、質問や相談などでその場であちこちから声をかけられ、集中が途切れることが激減しました。意外と切羽詰まっているときに声をかけられたり雑談が始まると、悶々とした気持ちになりますよね。それがなくなるだけでも、個人的に生産性が格段にアップしたうえに、心理的安全性も極めて高い環境といえます。

④お昼休みには海や山に散歩やサイクリングに行き、最高のリフレッシュタイムを過ごせる

はい、おまたせしました。「小田原移住ライフ」らしい項目が出てまいりました。疲れたら青空と太陽のもと、海と山に出かければよいのです。小田原移住ライフの醍醐味ですね(笑)。
昼休みは比較的まったり過ごしているので、まだあまり昼休みに海までは行っていないのですが、青い海を眺めにでも行ってみようと思います。
部屋の窓を開けていると、空気の匂いも東京都は全く違うので、本当に気持ちが良いものです。

⑤任天堂Switchの『リングフィットアドベンチャー』で意外と運動不足解消

小田原の新名所「漁港の駅ToToCo」で2020年末に応募した抽選で、なんと特賞の「任天堂Switch」が当選しました! それを気に、リングフィットアドベンチャーを購入して、昼休みや退勤後に大汗をかきながらだるんだカラダを引き締めるべくダイエットに励んでおります。本記事執筆時点では、Level70ですので、まだまだです。。。

4.移住後のテレワークのデメリット

①いざというときに一瞬で解決できない場合がある

先述の通り、急に話しかけられて作業が止まるということがない反面、一瞬の声かけで解決するような小さな疑問や課題があった際、チャットや通話をする必要があるので、人によっては温度感の表現に苦労する場合があるかもしれません。ただそれは多くの人が当たる壁でしょうし、場数をなさ寝てなれていくしかありません。変化を受け入れながら、新しい働き方をどんどん積極的に進めていったほうが、より合理的になっていくと思っています。

②相手の絶妙な表情やトーンは、出社時よりキャッチアップしにくい

カメラをオンにして話すときもありますが、相互の信頼や気遣いが確立しているので、音声のみでの会議も多いです。
ただその際に込み入った内容や、厳しいことを伝えなくてはならないことも仕事ならしばしばあるでしょう。その際には、声のトーンなどがいつもと違うと、けっこう気を使ってヒアリングやコミュニケーションをとる必要があります。このあたりは、顔の表情や、対面だからこその温度感の伝わり方もあると思うので、一概にテレワークが最強とは言えない部分でもあります。

③運動不足や予期せぬ健康低下を招く可能性がある

いうまでもなく、筆者は(もともとですが)太りました。ただ、リングフィットアドベンチャーでなんとか燃焼しているのと、出社時よりは動かないので空腹感が減少して食べる量も少し減った気がしています。
ただ、精神面や運動面を総合的にみたときに、現在の運動量や食生活を何年、何十年と続けた場合、まだまだよりよく健康維持やカラダづくりをしておかないと、後悔するとこもくるのでは、と少し焦っているのも正直なところです。
このあたりは、インターネットで取り組みや工夫などを多くの方が発信しているので、参考にしてみると良いと思います。

5.まとめ

コロナ禍でも、Web業界の転職は成功できました。また、神奈川県小田原市に在住でも、テレワーク前提で都内の企業に転職することができました。

移住して働く、というと地方創生や現地で起業するなども考えられますが、まだまだ自身の経験を積むため、私は都内の企業での転職を選択しました。

住めば住むほど愛着や、「何かをこの地で成し遂げたい」という思いは強くなってきています。ガッツリいまできることに取り組んで、いずれ悔いのないアウトプットができるよう、小田原という場所で精進してみようと思っています。

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